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NOTE > RECIPE & ESSAY

「食卓」と「食事」をデザインする

  食とデザインの繋がりを随想録とレシピで綴っています。

食事のデザインって?

& DESIGNの活動が食分野で多岐にわたるのは、家で毎日の食事を楽しんでるからなんです。


料理をするのは妻(mayu)、僕(T)は食べる専門。 妻は料理家ではないし、僕は食通ではありません。 唯々、いつも食卓に並んだ料理を美味しく味わっているうちに食事の楽しさがわかってきた。 食事に使う感覚の解像度が上がるというか… 美味しく食べるための“食事のデザイン”があることに気付いたんですよね。 “食事のデザイン”って? 食材の旬を楽しむことや、器やカトラリーの色や形との組合せを楽しむことも然り、食材や調味料なんかもちゃんとしたのを選んでみたり、栄養価や盛りつけとかも考えて料理してみたり。(妻が、だけど) 人間は生きるために必ず食べなければいけないし、食べるために長い時間を費やして働いてる…なのに食事を大切にしないなんてもったいないぞ!と。

考えてみたら、すべての動物にとって、食事は、生きるための日常の儀式だもんな。

今日食べた食べ物が皮膚をつくり、骨や臓器をつくる。からだ中のあらゆる細胞が絶えず新しい細胞に置き換えられ、分解される。 食べ物によって、目に見える表面も目に見えない体内も、あらゆるレベルでからだ自体が生まれ変わるんだから、比喩でもなんでもないんです。 今日の気分さえ今日食べた物に左右されてしまう。消化器系の最後、大腸には神経細胞が集中していて、微生物たちが働いているからなんだよね。 最高の体調と最高の気分で一日を過ごそうと思えば、何を食べるかがとても大切。 からだとこころの充実は、食事をデザインすることから生まれるんじゃないかな。


このノートでは、食を通じて、いつしか分子生物学や食べ物と自然・大地の循環にまで関心を持つようになった僕の随想録を綴っていきます。


Text:& DESIGN.T / Photo:& DESIGN mayu


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